WEB版あいちゃん便り
2021年7月より、眼に効果があると言われているサプリメントの取り扱いを開始しました。
新型コロナウイルス感染症の流行により、以前に比べて自宅で過ごされる方が多く、時間も長くなる中で、健康に関する関心と意識の高まりを感じています。
あまり外出ができないので、家に居る時間が長くなり、目を使う機会が増えているため、患者様から、眼に効果のあるサプリメントについてのお問い合わせが増えています。
実は、眼科医の中でも、近年、目のサプリメントへの関心は高まっています。
理由の一つは、海外で眼のサプリメントの成分「ルテイン」が網膜の病気に効果があるという研究結果が公表されたこと。
もう一つは、近年は、製薬会社としても良い成分が見つかり、その安全性が確保できれば、薬事承認の申請をせずにサプリメントとして発売する傾向が強まっていること。
「目の健康のために有効だと思うこと」
1)パソコンやスマホの利用を控える
2)目に良いビタミンやサプリメントの摂取
3)サングラスや眼鏡を装用する
4)マッサージやホットタオル等を利用する
5)目薬
6)運動をする
7)タバコを吸わない
これは、あるアンケート調査の結果です。
サプリメントの摂取が眼の健康に効果的だと思っている方の多さに驚きました。
確かに、患者様からも、近年、サプリメントに関するご質問を受ける機会が増えています。
「サプリメント選びで最も重要視する点は?」
1位:メーカーの信頼性(39%)
2位:配合成分(37%)
3位:クチコミ(17%)
4位:価格(7%)
このアンケート結果からは「値段よりもメーカーの信頼性や配合成分を重要視する」傾向が強いことがわかります。
サプリメントは栄養補助食品なので、食べ物の一種という扱いです。
サプリメントには「治す」効果があるものではないので、予防的な服用が主で、効果の程度を具体的に評価しにくいです。薬ほどしっかりと効果が確認されているものではありません。
だから、患者様から「治す」「進行を抑制する」ことが求められる眼科医院で、治療効果の根拠がないサプリメントをお奨めすることに、私はずっと抵抗がありました。
一方、薬は治療したり進行を遅らせる効果がある証拠に基づき承認されているものです。
コロナウイルスのワクチンや治療薬は、異常なスピードで厚生労働省が薬事承認をしていますが、本来、製薬会社が研究開発したものを治療薬として承認してもらうには、研究開発に長い年月がかかり、有効性と安全性を確認するために膨大な量の治験データが必要とされます。またそれを実施するために莫大な費用がかかります。それほどまでに大変な思いをして薬を研究開発して承認されても特許期間は20年なので、製薬会社としては元が取れない。。。
だから、サプリメントとして販売する製薬会社が増えてきている、そうです。
世の中の流れとして、サプリメントで必要な成分を補いつつ、経過観察し、必要な治療を検討していく時代がやってきたように感じます。
サプリメントは、医師から処方されるものではなく、患者様ご自身で選んで摂取される補助食品ですが、「市販品はたくさんあって、どれを選べばよいのかわからない・・・」という方のために、
眼に効果があると言われているサプリメントの取り扱いを開始します!
眼科でしか購入できない専用のサプリメントが参天製薬から販売されています。
ずっと「眼」の研究をし、多くの点眼薬を販売している参天製薬の商品です。
症状に合わせて、3種類。
詳しくはスタッフまで。。。